でも頭に浮かんできた日本語をそのまま翻訳しよう!と思うと負のスパイラルにはまってしまうことがあります。
例えば、話し相手に「毎日会社に通勤する」って伝えたい時に、最初に「通勤」って言葉が頭に浮かんだ後に
「通勤って英語でなんて言うんだっけ?」
って思ったとします。もちろん、すぐに思い出せればいいのですが、すぐに「通勤」を意味する英語が思い出せなかったときは問題です。
英語がすぐに出てこない!
こんなとき、多くの方は、頭の中で「通勤」という英単語を一生懸命探してしまいます。本当は「対話」することが目的なのに、その対話を停めてまで、一生懸命「英単語」を探してしまうんです。
ちなみに、英語では”commute to …”という「~に通勤する」という単語があります。
よく「コミューター」という言葉は日本語としても使われていますので、「あぁ!」と思われた方もいるかもですね。
ちなみに、私もこの単語がすぐに出て来なかったので、この記事を書くためにわざわざ辞書で調べました。でも、実際の会話の最中には、じっくり辞書を開いて調べるわけにもいきません。もしそんなことをしていたら、テンポよく会話ができませんよね。
でも、一生懸命「英単語」を探していても同じことです。一生懸命考えていることで会話のテンポが変わってしまい、場合によるとそこから話題が変わってしまいます。そうすると、せっかく「通勤」という単語を探していても、そのがんばりが無駄になってしまいます。一生懸命がんばっているのに、努力が報われないのはとても悲しいですよね。そして、人間はこんな悲しい体験を何回も経験してしまうと、それだけ「英語を話すと悲しくなる」という思いが強化されてしまいます。これでは、英語に対する苦手意識が強まってしまっても仕方がないですよね。
日本語で考える!
じゃあ、こんなときはどうしたらいいの?って思いますよね。そんなあなたにおすすめの楽な方法があるんです。それは、
「英単語を探す努力をしない」
ということです。そして、その代わりにして欲しいのが、別の「日本語」の言い方を探すことです。
もし、「英語でなんて言うんだっけ?」という場面にであったら、次からは、
「日本語で別の言い方するとどうだろう?」
って考えるんです。
例えば
「毎日会社に通勤する」は、「毎日会社に行く」、でも意味はほとんど一緒です。これならば、
“go to work everyday”こんな風に言い換えられます。
実際問題、この英語でまったく問題なく通じるんです!
皆さんは母国語が日本語なのですから、一生懸命英語を考えるより、日本語で色々な表現方法を考えるほうが楽ですよね。
「英語を探すより、日本語探し。」
是非、皆さんも試してみてくださいね!