目標への旅路パート2
前半では「現状」と「目標」を明確にすることが大事であること、そして、目標を達成するための「手段」は目的によって決めることができる、ということをお伝えしました。
ところで、前半に書いた函館に行く手段の中に「インターネットを利用」という項目があったのに気がつきましたか?
これを読んで???と思った方が多いかも知れませんが、「目的」によってはこれもとてもいい手段かも知れません。
例えば「目的」が「函館」に行って、「夜景の写真を撮りたい」だった場合を考えてみてください。
それも実は「写真を撮影する」ことが大事なのではなく、「函館の夜景の写真が論文の執筆に必要」という場合です!
本当の目的は!
この場合、本当に欲しいのは「夜景の写真」であって、自分がわざわざ函館に行って撮影する必要はないのかも知れないのです。
そう、「夜景の写真が必要」なだけなら、ネットで探すことや、函館に住む友人に撮影してきてもらう、プロの写真家に頼むなど、まったく異なるアプローチも検討できるんです!
こうして例として書いていると何を当たり前なことを!と思われる方が多いかも知れませんが、実は、これに近いことを自分でしてしまっている場合もあるんです。
本当は「会社で会議を英語でする」のが目的なのに、「英語を話せるようになりたい!」という漠然とした目標を立ててしまい、映画を字幕無しで理解できるようになるためのトレーニングをしているとか!
これでは「英語」に触れてはいますが、本当の「目的」を達成するための効果は薄いですし、達成感も得られず、時間ばかりが過ぎ去り、結局、あきらめる。こんなパターンに陥ってしまいそうです。
「どうして英語を話せるようになりたいのですか?」
この質問を、是非、もう一度、自分自身に投げかけてみてください。
例を見ると当たり前に感じることでも、自分がしている行動に矛盾が含まれていても、それは中々見えづらいものです。
よく考えてみよう!
世の中には、英語を話す「目的」をよく考えないままにとりあえず「勉強頑張らないと!」とか「英語を話せるようにならないと!」と、ある種の脅迫概念のようなものにとらわれて、苦しみながら頑張っている方が本当に多いんです!
これは「写真が必要なだけなのに、自分が頑張って函館に行かないと!」と思い込んでいるのと一緒なんですね。もちろん函館に行くと楽しいかも知れないですし、素敵な写真を撮影できるかも知れません。
でもそれが本当に「目的」に沿った最適な手段なのか、と言われたら、そうではないかも知れません。
「現状」と「目標」の明確化。週末の時間のある時にでもやってみてくださいね!
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