そもそも、この類いの試験を受けたことがない、とか、受けることを検討したことがないという人はかなり少ないのではないでしょうか。
一般的には、「英語力を証明してください」なんて言われるとこういった試験の結果を示すことが求められますよね。
でも、私はこういった資格試験を基本的にはオススメをしていません。
なぜかと言うと、努力の割には得られるものが少ない、もしくは、偏ってしまう場合が多いからです。
もちろん、進学先や就職、転職先に示すための指標としてはこういった目に見える数字が必要ですから、このような場合には、頑張るしかありません。
留学する場合にも、留学先からも英語力の証明として求められますよね。

試験勉強は大変!
でも、ただ漠然と
「英語を勉強しないと!」
なんて思っている場合に資格試験に走らないで欲しいんです。
特に、
「英語を話せるようになりたい!」
と思っている方にはなおさらです。
なぜなら、こういった場合には、ほとんどの人にとって「資格」だけが目的となってしまうからです。
先ほどのように、「英語力の証明」のために必要なのであれば、「資格」が目的ですから問題はありません。
でも、もしそうではないのにあなたが英語の資格の勉強をしている場合、もう一度考え直してみてください。
「なぜ、あなたは資格が欲しいのですか?」
「なぜ、あなたは英語を勉強したいのです?」
「あなたの本当の目的はなんでしょうか?」
あなたにとって試験は必要?
例えば、TOEICで800点以上とって、周りの人に自慢をしたいですか?
TOEICで800点以上をとれば、英語を話せるようになると思いますか?
「TOEICで800点以上をとること」があなたの本当の目的ですか?
もしかしたら、
「いろんなことをグダグダ考えても仕方ないでしょ。資格なんて持っていても無駄になることはないし、英会話にも少しは役に立つのだから、損はないはず!」
なんて考える人もいるかも知れません。
もちろん、「やらないよりはやった方がいい」という論理がまったく当てはまらないわけではありません。
でも冒頭に書いたとおり、試験勉強に必要な労力と、実際に手に入れられるモノを考えると・・・・・・あなたはどう思いませんか?
ちなみに、私は、会社でもおそらくは日常的に英語を使っており、TOEICも800点以上をとった。
「でも、私英語は話せないんです!」
と悩んでいる人に何人も出会っています。
なんかもったいないと思いませんか?
是非、もう一度、どうして試験を受けたいのかを考えてみてくださいね!
最終的にやっぱり、試験を受けたい!と思った方は、もちろん、それでいいんです。
私も陰ながら応援します!
例えば、
「自分に自信をつけるため」とか、
「自分を納得させるため」など
本当に様々な理由があるはずですから、自分で試験が必要だと思ったら、頑張ればいいのです。
どんな理由だとしても、自分自身がなにを考えているのかがしっかりと理解をすることができると、勉強に向かうモチベーションも倍増しますし、よい結果をたぐり寄せやすくなりますから!
いずれにせよ、
「ただなんとなく」
これだけは、できるだけ避けておいてください!