「あなたは日本語を話せますか?」
もし突然このように質問をされたら、どうしますか?
当然、
「もちろん話せますよ!」
って答えますよね!
では次に
「あなたは英語を話せますか?」
と質問をされたらどうでしょうか?
「ん~話せないです!」
なんて方が多いのではないでしょうか?
そして最後の質問です。
「では、6歳児の日本人は日本語を話せますか?」
この質問の場合はどうでしょうか?
ちょっと考えてしまうかも知れないですが、ほとんどの方が
「話せます。」
と答えると思います。

言葉を話せるという基準って?
6歳児と言えばちょうど小学校1年生か年長さんです。
それぐらいの年齢だったら結構普通におしゃべりしますから、「日本語は話せる」って言ってもいいですよね!
では、便宜上、
6歳程度の言語力=「その言語を話すことができるという基準」
にしてしまいましょう。
一方で、次は英語圏に住む英語が母国語の子供たちの場合です。
一般的に英語圏の子供たちのボキャブラリーは以下のようであるとの研究結果が出ています。
1歳~1歳半 約20語
2歳 200~300語
3歳 900~1000語
4歳 1500~1600語
5歳 2100~2200語
6歳 2600語
大体このような感じだそうです。
ちなみに、日本の英語教育を普通に受けていると、中学校を卒業した時点で大体1600語、そして、高校を卒業した時点では大体3000語の単語力があるそうです。
と言うことは、です、
高校の英語の授業で勉強する英単語をある程度知っている人であれば、およそ3000語の単語力があるわけですから、それだけの単語力があれば、英語圏の6歳児と同等もしくはそれ以上の単語力があるということです。
先ほど
6歳程度の言語力=「その言語を話すことができるという基準」
としましたので、
「6歳児は英語を話せる」
と言ってもいいわけです。
あなたにだって話せます
結論を言ってしまうと・・・
もしあなたが高校を卒業してさえいれば、
「あなたは英語を話すことができる」
はずなんです!
もし大学を卒業しているとすればなおさらのことです!
なので、まずは、
「英語が話せない=単語力が足りない」
という認識を変えてしまいましょう。
もしあなたが
「私、英語が話せないんです!」
と思っているとしても、それはあなたの単語力のせいではないんです。
ですので、
「単語を勉強しないと!」
と思う必要もないんですよ!