「単語力は必要ない!」という記事の中で、
「言語を話すことができるという基準」
というものについて説明をしました。
この記事の中では、単純に単語力のみを考えて、
高校を卒業している=英語が話せる
という「基準」をお伝えしています。
ただ、そんなことを言ったって、
「私が目指すのは6歳児程度の会話力ではない!」
「そんな程度では、英語を話せるということにはならない!」
と思われる方も多いでしょう。
ここで、先ほどの話しを少し補足をすると、
「6歳児と同等の単語力を持っている」
ということと
「6歳児と同等の会話力を持っている」
ということは同じことではありません。

あなたは英語を話せますか?
例えばあなたが大学を卒業し、既に会社で働いている社会人だとします。
その場合、当然、「英語ネイティブの6歳児」をはるかに上回る一般知識、一般常識、思考力、洞察力、母国語での語彙力、高い応用力、コミュニケーション力等をあなたはもっているのです。
それらを駆使することで、あなたは自分自身が持っている単語力(これも当然高校卒業時よりも増えているはず!)をおぎなうことができるんです!
ようするに、
高校卒業程度の英語力を持っていれば、英語ネイティブの6歳児など問題にならないほど高度な会話を英語を通してすることができるんです!
ここまで説明を読んで、
「そんなこと言ったって、6歳児を基準としている以上、それより上と言われても納得できない!」
なんて思われた方、いらっしゃいますか?
さて、そのように思われた方に質問です。
「では、あなたが考えている“英語を話せるの基準”とは、なんですか?」
もしあなたが、この質問に対して具体的に言語化して説明をすることができるのであれば、それは素晴らしいことです。
その場合には、この記事の残りは読み進めなくて結構です!
基準をしっかりともとう!
でもあなたが、この質問に対して、「なんとく」、「一応」、「普通に」、「みんなが~」などと不明確な言葉を使わないと答えることが出来ないのであれば、注意が必要です。
なぜかと言うと負のループにはまってしまう可能性があるからです。
例えばあなたの現在の英語力が100で、「英語を話せる基準」を「500ぐらい」と漠然と設定していたとしましょう。
この場合、たとえあなたの英語力が500に到達したとしても、あなたは自分が
「英語を話せるようになった!」とは思うことはできないんです!
なぜなら、最初に「英語を話せる基準」を考える時に
「現在の英語力(100)+400ぐらい」
と考えてしまう方が多いんです。
このように考えてしまうと、英語力が500になっても「英語を話せる基準」は
「現在の英語力+400ぐらい」
ですので、いつの間にか目標となるレベルが900になってしまっているんです。
これではいくら英語力を高めたとしても終わりはこないし、納得感もありません。
そして当然、英語を学んでいてもおもしろくないんです。
大事なことは自分の中の「英語を話せる基準」を明確にもつことなんです!
そうすればもっとあなたの中で、英語に対して楽しく接することができるようになりますよ!